月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月8日(水)

ルカ22章 闇が力を振るっている

「わたしは毎日、神殿の境内で一緒にいたのに、あなたたちはわたしに手を下さなかった。 だが、今はあなたたちの時で、闇が力を振るっている。」(ルカ22:53)

 親が子を殺し、子が親を殺し、人に関心を持ってもらいたい人による無差別殺人が、相次いで起こっています。闇が力を振るっています。

 ユダが接吻で主を裏切り、権力者が闇に紛れて主イエスを強盗のように捕らえた日は、史上最悪の「闇が力を振るっている」日でした。弟子たちは抵抗し、大祭司の手下の耳を切り落としましたが、それは敵に対して敵となり、憎しみを拡大させる道、闇の力に屈する道でした。

 主イエスだけが、闇の力から全く自由でした。卑劣な裏切りと不当な逮捕にも、憤りに流されることなく、敵を愛する深い愛と赦しを示し、大祭司の手下を癒されました。そして主は、この闇の力に抵抗せず、静かにそれを受けとめて、御自分の身を彼らに渡されたのでした。

 ゲツセマネで、「汗が血の滴るように」落ちるほど激しく祈り、「わたしの願いではなく、御心のままに行ってください」と祈られた主イエスは、闇の力へ屈服されることなく、御父への服従を貫かれました。闇が力を振るう時代に、私たちも「誘惑に陥らぬよう」に祈りましょう。

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