月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月15日(水)

ヨハネ20章 平和があるように

その日、すなわち週の初めの日の夕方、弟子たちはユダヤ人を恐れて、自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた。そこへ、イエスが来て真ん中に立ち、「あなたがたに平和があるように」と言われた。そう言って、手とわき腹とをお見せになった。弟子たちは、主を見て喜んだ。(ヨハネ20:19-20)

 主が復活された週の初めの日の夕方、弟子たちの心はたいへん複雑でした。「自分たちのいる家の戸に鍵をかけていた」という言葉に、この時の弟子たちの不安な思いが見事に示されています。

 婦人たちから空の墓とキリスト復活のニュースは伝えられていました。しかし、男の弟子たちはユダヤ人たちへの恐怖、主イエスを見捨てて逃げてしまった申し訳なさ、自分たち自身への失望と挫折感、いろいろな思いが交錯していました。

 このような弟子たちに、復活の主が現れて「あなたがたに平和があるように」と言われました。逃亡の責任を問うのではなく、平安を祈られたのです。弟子たちは、この主イエスの御言葉にどれほど慰められたでしょう。自分たちの罪と弱さが赦され、一切の不安が取り除かれていることを知ったのです。

 復活の主と出会った弟子たちは、誰も主の復活を疑いません。主は「手とわき腹とをお見せに」なりましたが、それだけです。「平和(平安)があるように」との、主の御言葉が確信を生み出したのです。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.