月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年4月21日(火)

エゼキエル7章 主の怒りの日

彼らは銀を外に投げ捨て金は汚れたものとなる。
主の怒りの日には、銀も金も彼らを救うことができないからだ。
銀も金も、彼らの飢えを鎮めることができず、腹を満たすこともできない。
かえって、それは彼らをつまずかせ罪を犯させた。(エゼキエル7:19)

 この章では「主の怒りの日」の到来が、非常な切迫感をもって預言されています。この日、エルサレムは、積もり積もった偶像崇拝の罪のために裁かれ、民は捕囚の民として連れ去られます。その日には、兵士たちも、神殿も、預言者・祭司・長老たちも役立たぬものとなり、敵軍に踏みにじられてしまいます。

 多くの人々は、金銀財宝のある限り平和と繁栄は大丈夫、と考えていたようです。しかしながら、主の怒りの日が来ると、金や銀は、民を救うことも、腹を満たすこともできず、外に投げ捨てられてしまいます。かつて「偶像を造」る(20節)ために用いられた金銀は、この日に無益なものになってしまうのです。

 主を畏れる人は、そのような試練の中でも「あなたの律法はわたしにとって幾千の金銀にまさる恵み」(詩119編72節)とうたい、御言葉の真理をかみしめたに違いありません。まことに「主の怒りの日」の到来は、主の民が「わたしが主であることを知るようになる」(4節)ためでありました。今の時代に生きる私たち日本人キリスト者が、心して覚えるべき真理です。

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