月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年5月2日(土)

1コリント12章 教会全体の益となるために

一人一人に“霊”の働きが現れるのは、全体の益となるためです。(1コリント12:7)

 私たちには、それぞれにふさわしい霊的な賜物が与えられています。4節から6節では「いろいろ」という言葉が、「賜物」、「務め」、「働き」を修飾しています。言葉を重ねることで、神に仕える奉仕の豊かさを表しています。

 これらの多様さが、聖霊の働きの現れです。具体的には、信徒の個性や賜物が違っていても、それらが何一つ無駄にならずに結び合わされて用いられることです。パウロは、この全てを、聖霊と主キリストと父なる神との三位一体である神の御業として語ります。

 このような多様性をもった霊的な賜物が、教会に与えられています。私たちは、まずこのことを深く心に刻みたいと願います。主なる神の恵みと働きは、私たちに豊かです。キリストの教会は、聖霊の豊かな働きの中で形作られ、この恵みによって、喜びに満ちた礼拝をささげます。

 では、私たちに多様な霊的な賜物が与えられているのは、なんのためでしょうか。それは、自分の喜びや自己満足のためではありません。自分の能力を誇るためでもありません。全体の益となるためです。教会全体の益が、私の喜びとなりますように。

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