月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年5月24日(日)

詩編19編 天には神の栄光、主の教えは完全

天は神の栄光を物語り
大空は御手の業を示す。
主の律法は完全で、魂を生き返らせ
主の定めは真実で、無知な人に知恵を与える。(詩編19:2,8)

 大自然の壮大な光景を前にすると、誰もがその美しさに心を奪われます。さらにそこに、神の御業を見ることができる信仰者は幸いです。

 詩編作者は、天体の規則正しい運動に神の掟を見ています。天を見上げる詩人は、天体の運行のうちに神の言葉を聞いています。もちろん、月も太陽も音声では語りません。けれども、神の栄光を語るその雄弁さは、人の言葉を凌駕しています。

 天体の運行を支配している神の言葉・神の知恵が、人の魂をも生かしています。天体も人の心も、同じ神によって支配されています。ところで、人の思いと言葉と行いに秩序を与える神の知恵とは、主がモーセを通じてイスラエルにお与えになった契約の言葉、律法です。自然の秩序とは異なる神の啓示です。

 律法とは、神の心を映す鏡です。そこには、神の義と愛がふんだんに映し出されます。神の心が人に宿るときにのみ、人は神の前に正しくあることができます。その言葉を心に宿すとき、私たちの魂は神に対して生きるものとされ、暗い知性は明るくなり、沈んだ心に喜びが溢れます。

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