月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年8月2日(日)

詩編28編 嘆きの祈りは喜びに

主をたたえよ。
嘆き祈るわたしの声を聞いてくださいました。
主はわたしの力、わたしの盾
わたしの心は主に依り頼みます。
主の助けを得てわたしの心は喜び躍ります。
歌をささげて感謝いたします。(詩編28:6-7)

 「あなたが黙しておられるならわたしは墓に下る者とされてしまいます」(1節)。死と向き合うほどの切迫した危機に神が沈黙しておられることを嘆いて、この詩編は始まっています。そのなかで、詩人は、「嘆き祈るわたしの声を聞いてください」(2節)と祈り続けてきました。
 そして、後半で、突然、喜びにあふれた賛美が高らかに響きます。「主をたたえよ。…わたしの声を聞いてくださいました」(6節)。主は沈黙しておられても確かに祈りを聞いておられたことを、詩人は味わい知って、喜びにあふれたのでした。

 沈黙の訴えが感謝に変わる過程において、詩人は、不信仰な人びとの悪意に晒されてきました(3-5節)。この詩編は、神に逆らう者らの悪意が詩人を失意に追いやることはできなかったことを証ししています。詩人は、不信仰な人びととの霊的な戦いを経て、神が祈りを聞いてくださるという確信に到達しました。

 神は聞いておられます。主の御名に頼って祈るなら、神の臨在は確かです。自らの不信仰と戦い、悩みの日に御名を呼び求めましょう。

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