月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年9月25日(金)

マルコ2章 今、ここで

イエスが御言葉を語っておられると、四人の男が中風の男を運んで来た。…イエスがおられる辺りの屋根をはがして穴をあけ、病人の寝ている床をつり降ろした。
イエスはその人たちの信仰を見て、中風の人に、「子よ、あなたの罪は赦される」と言われた。(マルコ2:2-5)

 主イエスは、中風の人に罪の赦しを宣言されました。そのことを律法学者たちは、冒涜だと考えました。あるユダヤ教のラビは、死装束を灰色にしてほしいと言ったそうです。つまり、白か黒かは死んで神様の前に出て、はじめて分かるというわけです。それに対して、主イエスはすでに地上で罪の赦しを宣言されました。確かにそういう権威のあるお方なのです。

 まず主イエスは、律法学者たちが心の中で考えていたことを見抜かれました(8節)。次にご自分のことを「人の子」と呼ばれました(10節、ダニ7章13節)。そして最後に中風の人を癒やしました(11、12節)。そのようにして、主イエスはご自身が、旧約で預言されている来るべき救い主であり、天から来た者であり、地上で罪を赦す権威があることを示されたのです。

 本来ならば、死んで神様の前に立った時にはじめて判決を受けるのですが、主イエスは、罪の赦しと永遠の命を今この地上で言い渡されました。まさに今ここで、驚くべきことが起こっているのです。

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