月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年10月26日(月)

士師16章 主に対する信仰の回復によって

ペリシテ人は彼を捕らえ、目をえぐり出してガザに連れて下り、青銅の足枷をはめ、牢屋で粉をひかせた。しかし、彼の髪の毛はそられた後、また伸び始めていた。…サムソンは主に祈って言った。「わたしの神なる主よ。わたしを思い起こしてください。」(士師16:21,22,28)

 サムソンは、愛していたペリシテ人の女性デリラの誘惑によって、髪の毛をそると力が失われる、と告白してしまいました。

 髪そのものに力があるのではありません。髪の毛をそらない限り怪力を与えられてペリシテ人と戦うことができるという主の恵みを、彼が軽んじたとき、主からの力を彼は失ってしまったのでした。こうして、サムソンは、ペリシテ人に捕らえられ、青銅の足枷につながれて、牢屋で粉をひくことになりました。

 けれども、「しかし、彼の髪の毛はそられた後、また伸び始めていた」(22節)と書かれています。それは、主の恵みを指し示すしるしです。主は彼を完全には見捨てず、彼を回復し続けておられたのです。この主に頼り、サムソンが祈ったとき、力が与えられ、ペリシテとの戦いで最大の戦果が与えられました。

 私たちもまた、多くの罪を体験するものです。しかし、過ちで人生を損ねてしまったように思うときも、サムソンのように悔い改めて祈るなら、恵みの神の御力のすばらしさを再び体験させていただけるのです。

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