月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年10月27日(火)

士師17章 礼拝のために必要な真実な王

このミカという男は神殿をもっており、エフォドとテラフィムを造って、息子の一人の手を満たして自分の祭司にしていた。そのころイスラエルには王がなく、それぞれが自分の目に正しいとすることを行っていた。(士師17:5-6)

 ここに登場するミカという人は、神殿をもっていたと書かれています。それは、後に建てられるような神殿ではなく、自分の家の一部を礼拝の場所としていた、ということです。

 エフォドにはさまざまな意味がありますが、テラフィムと共に、神像を指していると理解できるでしょう。ミカは、これらの神像を自分の家族のために造り、しかも、自分の息子を祭司としていたのです。このように、ミカは自分がよいと考える方法で礼拝を行っていたのでした。

 イスラエルの神は、そのような礼拝を厳しく禁じておられます。けれども、イスラエルは混乱の時期にありましたので、民は自分の目に正しいとすることを行っていたのです。礼拝生活が無節制になった理由は、神の義を表し行う王がいなかったからでした。真の神を礼拝するためには、民を治める真実な王が必要であることを、この聖書の箇所は教えています。

 私たちには、真実な王イエス・キリストがおられます。このお方によって、私たちは、神を正しく礼拝するように導かれています。

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