月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年11月11日(水)

ホセア3章 経験して分かる神の愛の深さ

わたしは彼女に言った。
「お前は淫行をせず、他の男のものとならず、長い間わたしのもとで過ごせ。わたしもまた、お前のもとにとどまる。」(ホセア3:3)

 預言者は、時に自らの体や環境を用いて、神の御旨を伝えることがあります。ホセアの結婚生活はその典型です。妻ゴメルは、愛されながら夫を裏切り、夫の心を傷つけてきたはずです。しかし、神はなおも預言者に語ります。「あなたの妻を愛せよ、あなたの妻を買い戻せ」と。

 これは、罪を犯し続ける神の民イスラエルに対する神の驚くべき忍耐を指し示すものです。ホセアの行動に神の慈しみに満ちた愛を見るように、神はイスラエルに求めておられます。

 3章の記事は1章と類似しています。しかし同じ出来事とは思われません。つまり妻ゴメルの背信は繰り返されたのです。ホセアの愛は受け入れられませんでした。結婚生活の破れによって、預言者は傷つき疲れ果てています。

 ホセアは、妻に対して、誠実な愛を十分に注いできたつもりでした。しかし、神はさらに忍耐の限りをつくす愛をホセアに求め、神の愛の量りがたい深さを学ばせました。契約の真実をどこまでも貫く神の決意が、ここに示されています。この決意の結晶が、主イエスの十字架の愛です。

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