月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年11月24日(火)

ホセア8章 空疎な生への警告

彼らは風の中で蒔き嵐の中で刈り取る。
芽が伸びても、穂が出ず麦粉を作ることができない。
作ったとしても、他国の人々が食い尽くす。(ホセア8:7)

 風の中で種を蒔き、嵐の中で刈り取り作業をする、愚かな農夫はいません。その労苦が報われない結果となるからです。「芽が伸びても、穂が出ず、麦粉を作ることができない。」しかも、作ったとしても、他国に奪い取られ、イスラエルは他の人びとの目から見ても、全く無価値なものとなります。

 主の恵みを第一としない生き方は、一時的には繁栄しても長続きせず、命をもたらすことはありません。物質的な実りがあっても、生きる喜びとはならず、いつか朽ち果てます。天に国籍を持つ私たちが、世の幸福論に支配されて現実の生活を送ることはできないのです。主に背き恵みを忘れた生活は、まことの収穫にあずかることができません。

 自前の祭壇に奉仕するイスラエルの礼拝が、主に喜ばれるはずがありません(11節)。同様に、人の手になる幸福観に依存しながら、主の民として生きていると錯覚する罪には、警戒が必要です。風の中で種を蒔くような空疎な生を癒やす方は、主のみです。まことのぶどうの木である主イエスにつながりましょう(ヨハ15章)。

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