月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年12月18日(金)

2コリント7章 救いに通じる悔い改め

神の御心に適った悲しみは、取り消されることのない救いに通じる悔い改めを生じさせ、世の悲しみは死をもたらします。(2コリント7:10)

 「あんなことしなければよかった」と後悔することは、人の常です。また、後悔したところで、もう手遅れということも多くあります。そのなかで、過ちを残念がり、座り込んで悲しみ続けることがあります。

 このような後悔と聖書が求める「悔い改め」とを混同してはなりません。悲しみが両者の背後にありますが、そこから生み出されるものは全く違います。「悔い改め」とは、自分の罪を認め、神に立ち帰ることです。二度と過去の失敗を繰り返さないために、将来に向かって新しい一歩を踏み出すことです。

 パウロは、コリントに送った手紙が「あなたがたを悲しませたことは知っています」(8節)と言っています。しかし、その手紙によって、悲しみは悔い改めを呼び起こしました。だからこそ、パウロは慰められたと喜んでいます(13節)。

 悲しみは、多彩な色合いをもっています。死をもたらす悲しみもあれば、救いを生み出す悲しみもあります。「神の御心に適った悲しみ」こそ、救いへの道を拓き、確かな希望へと導く主の恵みです。

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