月刊誌リジョイス 聖書日課 2009年12月27日(日)

詩編42編 渇きの中でこそ、主を求める

涸れた谷に鹿が水を求めるように
神よ、わたしの魂はあなたを求める。(詩編42:2)

 詩編42編2節は、たいへん印象深い言葉です。イスラエルには、乾季になると水が涸れてしまう川が多くあるそうです。そのような川に水を求めてやってきた鹿が、水を求めてうめき声を上げる様子を思い描くことができます。

 鹿は、渇けば渇くほど、水を求めてあえぐことでしょう。私たちも、苦難や人からの非難によって、心が萎え弱っているときほど、神の存在を必要とします。「わたしの岩」であるはずの主が「わたしをお忘れになったのか」と感じられるときほど、主を求めてあえぎます。詩人は、「神を待ち望め」と繰り返し自分の魂に呼びかけ、自分の魂を鼓舞しています。この叫びは、まさに、私たちの魂への呼びかけでもあります。

 神は、私たちの魂に、命を与える水の源です。終わりの時、栄光の神の国で、「神と小羊の玉座から流れ出て、水晶のように輝く命の水の川」(黙22章1節)を私たちは見ることになるでしょう。またイエス・キリストは、渇くことのない「永遠の命に至る水」(ヨハ4章14節)を湧き上がらせてくださる方です。

コントローラ

Copyright (C) 2009 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.