月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年1月9日(土)

2コリント12章 弱いときにこそ強い

主は、「わたしの恵みはあなたに十分である。力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と言われました。だから、キリストの力がわたしの内に宿るように、むしろ大いに喜んで自分の弱さを誇りましょう…なぜなら、わたしは弱いときにこそ強いからです。(2コリント12:9-10)

 神は、パウロが思い上がることがないようにと、その身体にひとつの「とげ」をお与えになりました。この「とげ」が具体的に何を示しているのか分かりませんが、重い持病、身体の障害などと推定されています。幾度も取り去ってほしいと祈らずにはいられないほど、辛いものでした。

 それは、彼にとって弱みであり、苦痛以外の何ものでもありませんでした。しかし、その「とげ」こそが、彼にとっての恵みでもあったのです。聖書の世界は、逆説で満ちています。そこでは、罪人が義とされ、へりくだる者が高められ、賢い者が愚かで、弱い者が強いのです。

 「力は弱さの中でこそ十分に発揮されるのだ」と主は言われました。私たちが弱いからこそキリストの御力は十分に発揮され、私たちは悩みの中で慰めを受け、無力な身なのに主の御用に用いていただけるのです。

 「わたしは弱いときにこそ強い。」パウロのように「とげ」が抜かれなくても、主の助けがその中にあることを信じましょう。無力を思い知らされる日にこそ、主の御力に信頼し、望みをもって主に仕えましょう。

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