月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月2日(火)

出エジプト20章 神の民の生きる指針

わたしは主、あなたの神、あなたをエジプトの国、奴隷の家から導き出した神である。あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない。(出エジプト20:2-3)

 神は、イスラエルを奴隷の家であるエジプトから導き出されました。その後、神の民とされたイスラエルが如何に生きるべきかが、十戒として与えられました。これは、神ご自身による指針であり、戒めです。

 第一戒は、主なる神に絶対的に忠実であること、他のすべての神々を拒絶することを命じています。これが、他のあらゆる戒めの基礎と言えます。

 この戒めは、「あなたには、わたしをおいてほかに神があってはならない」と、あなたとわたしの関係を扱っています。しかし、客観的な理念としてだけの「唯一神教」を教えているわけではありません。イスラエル周辺の諸民族は、さまざまな神々を拝んでいました。日本でも、同様です。しかしそのような諸宗教の事実や現象は、ここでの問題の焦点ではありません。

 問われていますのは、神の御前に立つ「あなた」です。救いの恵みに入れられた民が、「あなた」と呼び掛けられています。神は、選びと愛によって「あなた」と名指ししておられます。キリストに救われた「あなた」が、神を神とし、誠実に生きるよう、主は求めておられます。

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