月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月5日(金)

黙示録1章 すぐにも起こること

イエス・キリストの黙示。この黙示はすぐにも起こるはずのことを、神がその僕たちに示すためキリストにお与えになり、そして、キリストがその天使を送って僕ヨハネにお伝えになったものである。(黙示録1:1)

 「黙示」は、啓示とも訳せる言葉です。元の意味は「覆いを取り除く」ということです。神が、隠された御心を私たちに示してくださる、それが黙示です。

 「すぐにも起こるはずのこと」の「起こるはず」は、推定ではありません。時間的に未来のことですからそう訳されますが、意味は「必ず起こる」です。神の御心、神の御計画、神の実行だからです。

 「すぐ」とありますのは、何を指しているのでしょうか。「この預言の言葉を…守る人たちとは幸いである。時が迫っているからである」(3節)とあります。「すぐ」とは、時が迫りつつある緊迫感を表しています。ですから、「すぐに」とは、その時期を詮索するような余裕を、黙示録の読者に与えるものではありません。

 黙示録は、この「すぐに」を忘れた弛緩した心を、終末のもつ緊張へと立ち戻らせるものです。今すぐに起こることとして、また、わが身に迫る事柄として、励ましと警告とを受けねばなりません。終末を生きる時間感覚を研ぎ澄ましましょう。

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