月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月10日(水)

出エジプト24章 シナイ契約の締結

モーセは血を取り、民に振りかけて言った。「見よ、これは主がこれらの言葉に基づいてあなたたちと結ばれた契約の血である。」(出エジプト24:8)

 出エジプト記24章は、シナイ契約締結の様子を記しています。この契約において目を引くのは、それが血による契約であるということです。モーセは、雄牛の血の半分を神の臨在のしるしである祭壇にふりかけ、他の半分を民にふりかけました。それは、神とその民との間に、契約が成立したことを示す儀式です。

 とりわけ、血が民にふりかけられることは、贖罪が民のために行われたことを示しました。レビ記17章にはこうあります。「生き物の命は血の中にあるからである。…血はその中の命によって贖いをするのである」(11節)。命は神のものであり、その命は血の中にあります。そしてその血が民にふりかけられることによって、民の命が贖われるのです。

 この契約の血は、イエス・キリストの十字架の血を指し示しています。動物の血による贖いは不完全ですが、主イエスの血による贖いは完全であり、もはや繰り返される必要はありません。私たちはこの主の血によって贖われたのであり、いまや新しい契約の民とされているのです。

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