月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月18日(木)

黙示録6章 正義を叫ぶ

小羊が第五の封印を開いたとき、神の言葉と自分たちがたてた証しのために殺された人々の魂を、わたしは祭壇の下に見た。彼らは大声でこう叫んだ。「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか。」(黙示録6:9-10)

 ヨハネは祭壇の下に「殺された人々の魂」を見ました。それは主イエスの教えを守ったために迫害を受けた人たちです。祭壇の下にいるということは、彼らは礼拝のためにそこにいるのであり、自分を神にささげようと備えているのです。

 しかし、彼らは叫んでいます。「真実で聖なる主よ、いつまで裁きを行わず、地に住む者にわたしたちの血の復讐をなさらないのですか。」「復讐」は主イエスの教えと相反するものです。この殉教者たちは、自分の恨みを晴らしてくださいと願っているのではありません。

 彼らが願い求めていることは、この地に神の正義が行われることです。彼らは「神の言葉と自分たちがたてた証しのために殺され」ました。世が彼らを迫害したのは、神ご自身に対する背きと侮りを示していました。

 祭壇の下にいる人たちが求めているのは、個人的な報復ではありません。神の義と聖が現れ、神の支配が完全に行われることを望んでいるのです。ここでは「叫ぶ」ことが信仰の本質です。神の正義のために叫ぶことを、神ご自身が求めておられます。

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