月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月20日(土)

黙示録8章 天使のラッパが鳴り響く

さて、七つのラッパを持っている七人の天使たちが、ラッパを吹く用意をした。(黙示録8:6)

 ここでは神の大きな裁きが行われます。その合図として、七つのラッパが吹き鳴らされようとしています。このラッパによって展開されるのは、新約時代(私たちの時代)の始めから終わりにいたるまで繰り返し起こる一連の災害です。

 旧約聖書は、ラッパにしるしとしての多様な役割を与えています(臨在:出19章19節、恵みと安息:レビ23章24節、喜びの祝日の合図:民10章10節、神の勝利への招き:ヨシュ6章20節)。ここでは神の終末的裁きの開始を告げるラッパです。

 また、8章では、ラッパが与えられ(2節)、第一のラッパが吹かれる用意が整うまで(6節)、天使たちは祈りの香炉をささげています。祈りの備えがなされるまで、裁きは始まらないことを暗示しています。

 人間の罪の結果でもある天地の異変は、私たちに畏怖をもたらします。それは歴史への審判であるとともに、悔い改めヘの招きでもあります。また、私たちは、人間の力では抗し得ない異変や災害のなかで、謙虚で真実な祈りへと導かれます。

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