月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年2月23日(火)

出エジプト35-39章 信仰による自発的な従順

「あなたたちの持ち物のうちから、主のもとに献納物を持って来なさい。すべて進んで心からささげようとする者は、それを主への献納物として携えなさい。」(出エジプト35:5)

 出エジプト記35章から39章には、25章以下で記された幕屋建設の指示が、一つ一つ忠実に実行されていったことが記されています。この部分全体のテーマは、礼拝への主ご自身の熱意と、それに対する民の「従順」と言えます。この従順は、あくまで主の恵みに対する忠誠から生まれます。心を傾けて主を愛する忠誠が従順を生むのです。従って、この従順は信仰に基づく従順です。

 このように、内的な神への思いが、外的な従順に結びついています。これが非常に大切な点です。このため、幕屋建設の備えは、人びとが主への献納物を自発的にたずさえて来ることから始まったのです。そこでは自主性が大切にされました。「進んで心からささげる」ことが重要でした。強制されて無理やりするのではありません。神に対する自発的で自由な献身が、礼拝の本質だからです。

 こうした自発性なしに、外的な行為を強制されるとすれば、それは真の「従順」にはなりません。何事にせよ、神への内的従順から始めましょう。自分の心を見守り、主との関係を第一にすることが大事なのです。

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