月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月1日(月)

ダニエル1章 神の知恵と理解力によって

この四人の少年は、知識と才能を神から恵まれ、文書や知恵についてもすべて優れていて、特にダニエルはどのような幻も夢も解くことができた。(ダニエル1:17)

 ダニエルという名前は、「神は裁き給う」という意味です。また、彼は、神から「愛されている者よ」(10章11、19節)とも呼び掛けられています。しかし、ダニエルたち四人の少年は、神を的確に証しするその名を、偽りの神々に仕える名に変えられるという屈辱を負いました。ダニエル書は、そのような捕囚の地での彼らの信仰の戦いを描いています。

 また、彼らには、預言が与えられました。その預言とは、歴史の展望を告げ、まことの歴史支配者は巨大帝国ではなく主であることを明らかにするものでした。異教の王に仕えつつも、そこで、まことの王を証しすることが、彼らの使命でした。それを果たした彼らの勇敢さは、ただ神の恵みによるものです。それを支えたのは、神の御心を知る知識と理解力でした。

 ダニエルの活動は、少年時代から老年時代まで続きます。それは、70年の捕囚の期間をそのまま証しする霊的戦いの記録です。その背後には、日々の忠実な祈りの生活がありました(6章11節、9章3節)。ダニエル書を通して、戦いのなかにある信仰者の姿に学んでいきましょう。

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