月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月5日(金)

黙示録13章 悪魔的国家

耳ある者は、聞け。
捕らわれるべき者は、
捕らわれて行く。
剣で殺されるべき者は、
剣で殺される。
ここに、聖なる者たちの忍耐と信仰が必要である。(黙示録13:9-10)

 天から投げ落とされた竜(サタン)は教会に対する戦いを始めます。獣(悪魔的皇帝または帝国)に権威を与え(2節)、その力が不滅のように見せ(3節)、人びとに獣を拝ませます(4節)。獣は神を冒涜し、聖徒に勝ち、世界を支配します(5節〜7節)。

 さらに、もう一匹の獣(皇帝に従う宗教的権威)が、奇跡(13、15節)、死の脅迫(15節)、経済的制裁(16、17節)により獣礼拝を強要します。

 寸分の逃れる余地もないかのようです。しかし、聖徒に対する彼らの勝利(7節)は、この世的な勝利に過ぎません。神に選ばれて命の書に名のある信徒たちは、殉教を覚悟して、獣礼拝を拒みます(8〜10節)。死に至るまで忠実な彼らこそ、真の勝利者なのです(2章10、11節)。

 世の権力は肥大化する可能性がいつもあります。権力が独裁的になるときに、それを悪魔的権力と見抜いて戦う覚悟は、私たちにも必要です。試みに遭わないように、為政者のために祈りたいと思います。試みの日にも立ち得るために、十字架を背負う信仰を祈り求めたいと思います。

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