月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月9日(火)

ダニエル5章 メネ、メネ、テケル、パルシン

その時、人の手の指が現れて、ともし火に照らされている王宮の白い壁に文字を書き始めた。王は書き進むその手先を見た。(ダニエル5:5)

 王の大宴会では、まことの神が冒涜され、金や銀等で造った神々がほめたたえられていました。この時、人の手の指が現れて、ともし火に照らされている王宮の白い壁に文字を書き始めたのです。「メネ、メネ、テケル、そして、パルシン」(25節)。

 その指が書いていた内容は、神が、ベルシャツァル王の治世の年を数え(メネ)、領土を二分する(パルシン)ということでした。テケルとは、量を計るという意味で、神は王を計り、不足と見なし、王位から退けられます(26〜28節)。王は、悔い改めの機会が提供されないまま、指が現れた夜、命を落としました。獣に身をやつし、傲慢から解放され、へりくだることを学んだ先代の王から、彼は何も学ぶことをしませんでした。

 先代の失敗の中に、自らの過ちを見て、福音の光の中で過去から学びましょう。神がお計りになると、実は、自分を重立った人の如くに思うとき、その自分は軽いのです。今も神は、人生の幾多の局面で壁に文字を指で記すかの如くに、悔い改めを迫っています。しかし、今は、キリストに寄りすがり、悔い改めることができる恵みのときです。

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