月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月12日(金)

黙示録16章 最後の七つの災い

第五の天使が、その鉢の中身を獣の王座に注ぐと、獣が支配する国は闇に覆われた。人々は苦しみもだえて自分の舌をかみ、苦痛とはれ物のゆえに天の神を冒涜し、その行いを悔い改めようとはしなかった。(黙示録16:10-11)

 世界に終わりをもたらす七つの災いがここに記されます。その災いにはどんな意味があるのでしょうか。

 第一に、それは主の正しい裁きです(5節〜7節)。悪が力を振るう日にも、人は、力あふれる裁き主である神を心から恐れるべきです。

 第二に、それは人の悔い改めの機会です(8節〜11節)。最後の災いのときはこの悔い改めが起きませんが、本来はその機会です。災いは神がおられないしるしなのではなく、神が生きておられ、悔い改めを呼びかけておられるしるしです。

 第三に、それは、誘惑の力(大バビロン)を打ち砕いて、世界をご自分のものに取り戻す神の御業です(17節〜21節)。神は災いをも用いて、死も悲しみもない神の国を完成してくださいます。

 「神がおられるなら、なぜこんな災いが起きるのか。」繰り返し聞くこの疑問に十分に答えられる人はいません。万事が益だと確信できる天国を待つほかありません。けれども、世に終わりをもたらす最悪の災いさえ、神の御心によるのです。災いを見る日にも主に信頼し続けましょう。

コントローラ

Copyright (C) 2010 RCJ Media Ministry All Rights Reserved.