月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年3月27日(土)

ヨハネ1章 初めに言があった

初めに言があった。言は神と共にあった。言は神であった。この言は、初めに神と共にあった。万物は言によって成った。成ったもので、言によらずに成ったものは何一つなかった。言の内に命があった。命は人間を照らす光であった。(ヨハネ1:1-4)

 ヨハネによる福音書は、他の福音書とは違って主イエスの誕生物語、少年時代、荒れ野の誘惑等の記事はありません。しかし、誕生以前を語ることで、「イエスとはどのようなお方であるか」を詳しく教えています。

 ヨハネによる福音書の冒頭の「初めに」は、創世記の冒頭の「初めに、神は天地を創造された」と関連しています。天地創造の前に、神がおられました。神から全てが始まっています。そのように神のみが立つべき「初め」の場所に、「言があった」のです。ですから、「言は神であった」となります。また、「神と共にあった」と語ることで、言は、神とは違う人格を持ち、神と共に存在なさるお方であることが分かります。また、「万物は言によって成った」の背後には、創世記の「光あれ」の御言葉があります。神の御声が響きわたるなかで、無からの創造が始まりました。言は、万物とも密接に関わっています。

 この「言」こそが、キリストです。人であり神であるイエスです。わたしの初めも、このイエス・キリストに根拠をもっています。私たちの罪の救い主は、かくも偉大なお方です。

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