月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年5月7日(金)

ヨハネ10章 わたしの羊

「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。わたしは彼らを知っており、彼らはわたしに従う。わたしは彼らに永遠の命を与える。彼らは決して滅びず、だれも彼らをわたしの手から奪うことはできない。」(ヨハネ10:27-28)

 ヨハネによる福音書10章の後半は、主イエスに対するユダヤ人たちの拒絶の姿を描いています。主イエスをメシア(救い主)と信じない彼らは、この羊飼いの声のなかに、神の招きを聞き取ろうとしません。かえって、「神を冒涜した」として石で打ち殺そうとしました(33節)。

 ユダヤ人たちの最も大きな罪は、主イエスの御業のなかに、神の明らかな働きを認めない頑さです。病人を癒やし、見えない人の目を開いた憐れみの業を受け入れませんでした。何よりも、癒やされた人びとが、イエスを信じるように心の目も開かれたことを、認めようとしません。

 心を閉ざすユダヤ人たちに、主イエスは言われます。「わたしの羊はわたしの声を聞き分ける。」主イエスは、「わたしの羊」を知っておられ、永遠の命を与えられます。彼らの聴従を何よりも喜んでおられます。

 羊にとって、羊飼いの声を聞き分けることは、生死を分ける事柄です。羊飼いイエスの声は、永遠の命への確かな招きなのです。約束された救いを誰にも奪われないよう、心を開いて主の声を聞きましょう。

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