月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年5月10日(月)

サムエル上9章 わたしは遣わす

「明日の今ごろ、わたしは一人の男をベニヤミンの地からあなたのもとに遣わす。あなたは彼に油を注ぎ、わたしの民イスラエルの指導者とせよ。」(サムエル上9:16)

 民衆の声に従って、イスラエルに王が立てられます。最初の王位につくのは誰か。この疑問と期待に対して、神はご自身の不思議な計らいを備えておられます。それは当事者であるサウルにも、またその家族や従者にも知らされない神のご計画です。

 父のロバが数頭、迷い出てしまいます。ロバを捜しに従者と共に出かけたサウルは、進むべき道を「神の人」に尋ねることになります。持参すべき手土産もない困惑のなかで従者の助言を受け、また神の人と会う手立てについても町の娘たちに助けられ、思いがけない仕方で、神の人との面会が実現します。

 待ちうけた神の人は、他でもないサムエルでした。すでに神の指示を受けて待っていたのです。サムエルはサウルに会い、主が「あなた」に油を注がれる、と御言葉を告げます。

 ロバ捜しから始まり、従者、町の娘、神の人との出会いがありました。しかし、何よりもそこには神のご計画と準備がありました。サウルは神の選びに疑問と戸惑いを示します。しかし、神のご計画は、人間の思いを超えたところで始まっています。

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