月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年6月3日(木)

ヨハネ16章 わたしは世に勝っている

「これらのことを話したのは、あなたがたがわたしによって平和を得るためである。あなたがたには世で苦難がある。しかし、勇気を出しなさい。わたしは既に世に勝っている。」(ヨハネ16:33)

 主イエスは、独り子として、父なる神との間に、確かな平和を保っておられます。それは愛によって結ばれた平和です。十字架に向かって進まれる主イエスは、その平和を私たちにも与えるために、語り続けておられます。

 主イエスを信じて生きる生活には、苦難があります。主イエスが愛を貫かれた道は、十字架です。ですから、私たちが主イエスに従って歩む道もまた、それぞれの十字架なのです。

 苦難の中を歩む私たちに、主イエスは「しかし、勇気を出しなさい」と励ましてくださいます。だからこそ、私たちは勇気を出して進むことができます。なぜなら、主イエスが十字架の死から復活されることにより、罪と死からの勝利をもたらされたからです。

 私たちは、自分の力ではさまざまな苦難に勝利することはできません。しかし、主イエスの「既に世に勝っている」勝利に包まれています。この確かな保証があるからこそ、私たちは苦難に押しつぶされることなく、「既に世に勝っている」者として歩むことができるのです。

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