月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年7月20日(火)

ゼカリヤ6章 教会を建て直す主

「万軍の主はこう言われる。見よ、これが『若枝』という名の人である。その足もとから若枝が萌えいでる。彼は主の神殿を建て直す。」(ゼカリヤ6:12)

 6章後半からは、幻ではなく、言葉による啓示です。主は、ゼカリヤに命じました。「バビロンから帰還したイスラエルの民から献げ物を受け取り、それで王冠を作らせ、大祭司ヨシュアの頭にかぶらせるように」と。これは、預言者的象徴行為と呼ばれるものです。ゼカリヤの行うことが、預言の内容を表しています。

 捕囚後、大祭司は王の職能を委任されていましたが、13節で祭司と王は「二人」と数えられており、区別は厳然とありました。祭司的王というものは、メシアにおいてこそ実現されるものです。そのメシアは、「若枝」と呼ばれます。ダビデの子孫から起こされる救い主であって、王であられると同時に祭司です。

 主イエス・キリストは、十字架で死なれた祭司であり、三日目の復活をもって一切の権威を勝ち取ってくださった王です。新約の教会は、この預言の成就として誕生しました。キリストが、祭司でもある王として、主の教会を建て直してくださったのです。私たちは、このキリストを証しし、教会の頭であるキリストにお仕えしたく願います。

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