月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年7月22日(木)

ヘブライ7章 メルキゼデクの祭司職

しかし、イエスは永遠に生きているので、変わることのない祭司職を持っておられるのです。(ヘブライ7:24)

 モーセの律法では、祭司はレビ族のアロンの子らに限定されていました。王といえども祭司として振舞うことは絶対に許されないことでした。しかし王の即位を祝って詠われた詩編110編を引用して、「あなたこそ永遠に、メルキゼデクと同じような祭司である」(17節)とあります。

 創世記14章の記事は、有名な伝承で、特にエルサレムの住民の間で知られていました。古代の(エル)サレムの王は、いと高き神の祭司でした。その祭司王の例にならって、即位する王の威厳が、詠われました。これは、まさしく、メシアである主イエスに当てはまることでした。

 神は、初めからアロン系とは別の大祭司を備えておられました。そうでなければ、「わたしを通らなければ、だれも父のもとに行くことができない」(ヨハ14章6節)という主の言葉も、神への冒涜とみなされます。

 主イエスは、まさにご自身を私たちの罪を完全に贖ういけにえとして献げて、永遠の大祭司となってくださいました。私たちは、このお方によって常に自由に神に近づくことができるのです。

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