月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年7月23日(金)

ヘブライ8章 天にあるものの写し

この祭司たちは、天にあるものの写しであり影であるものに仕えており、そのことは、モーセが幕屋を建てようとしたときに、お告げを受けたとおりです。神は、「見よ、山で示された型どおりに、すべてのものを作れ」と言われたのです。(ヘブライ8:5)

 主イエスが十字架につけられた時にはまだ、エルサレムの町の丘に神殿が建っていました。そこでは動物のいけにえが、日々祭司たちによって献げられており、大祭司も存在していました。しかし、「この祭司たちは、天にあるものの写しであり影であるものに仕えて」いるに過ぎないといわれています。

 一方、地上において私たちの目に見えるものには欠けがあり、本当の効果を持つものではありません。「たいせつなものは目に見えない」(『星の王子さま』より)のです。地上ではなく天上のことこそ大切なものなのです。他方、モーセの建てた地上の幕屋は、神の指示通りであり、天上の幕屋の写しともなっていました。ですから、地上と天上とを無関係のもののように切り離すことはできません。

 目に見える地上の教会である私たち一人ひとりにも欠けがあり、破れがあります。しかし、地上の教会は天上の教会の写しであり、地上で神の栄光をあらわすものです。神は、このような私たちをもご自身の栄光のために用いてくださいます。

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