月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年8月18日(水)

レビ6-9章 神と人との間の仲保者、祭司

モーセはアロンに言った。祭壇に進み出て、あなたの贖罪の献げ物と焼き尽くす献げ物とをささげて、あなたと民の罪を贖う儀式を行い、また民の献げ物をささげて、彼らの罪を贖う儀式を行いなさい。これは主が命じられたことである。(レビ9:7)

 8章の祭司の聖別・任職では、雄羊の血が、アロンとその子らの、「右の耳たぶ」「右手の親指」「右足の親指」に塗られました。体の各部に聖別のための血が塗られることによって、祭司の人間性全体が、神のものとして取り分けられます。「献身」の意味を、これほど深く教える御言葉はありません。このように聖別された祭司が、祭壇の奉仕を行います。

 9章では任職された祭司アロンによって、初めての「献げ物」が臨在の幕屋の前に運ばれます(5節)。イスラエルの共同体全体も、「進み出て、主の御前に立」ちました。幕屋奉献後の初めての礼拝の喜びが、ここに満ち溢れています(4、24節)。

 祭司が行う儀式によってイスラエルの人びとは神を礼拝でき、また契約の更新がなされました。ここに神の祝福があり、命が与えられるのです(17章11節)。

 大祭司アロンは、自分と民のために献げ物を奉献しますが、後に来られるまことの大祭司イエスは、「ただ一度」の奉献によって、朽ちない救いの喜びを、契約の民にもたらしてくださいます(ヘブ7章27節)。

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