月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月4日(土)

ルカ8章(2) ひれ伏した

そこへ、ヤイロという人が来た。この人は会堂長であった。彼はイエスの足もとにひれ伏して、自分の家に来てくださるようにと願った。 …女は隠しきれないと知って、震えながら進み出てひれ伏し、触れた理由とたちまちいやされた次第とを皆の前で話した。(ルカ8:41,47)

 ここに、ヤイロと長年出血が止まらず苦しんでいる女が出てきています。娘が死にかけていたり、治療のために全財産を使い果たしても治る見込みがないというように、いずれも絶望のどん底にありました。しかし、ヤイロも女も大胆な仕方で主イエスに近づきました。この方ならばと望みをかけて近づいていったことでしょう。

 二人はいずれも主イエスの前にひれ伏しました。すると、主イエスは女に「あなたの信仰があなたを救った」(48節)と、ヤイロには「ただ信じなさい。そうすれば、娘は救われる」(50節)と言われます。この方によらなければ絶望しかないと知り、ひれ伏す信仰を、主イエスは救いの言葉をもって受け止めてくださいます。さらに、主は、「安心して行きなさい」(48節)、「食べ物を与えるように」(55節)と、救われた者の道を支えてくださいます。

 絶望の極みのなかにあると思われるときでも、主に近づく道は閉ざされてはいません。主の御声により救いを確信し、主の道を進んでゆきましょう。

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