月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月18日(土)

ルカ13章(1) 神の国には大きな実りが

そこで、イエスは言われた。「神の国は何に似ているか。何にたとえようか。それは、からし種に似ている。人がこれを取って庭に蒔くと、成長して木になり、その枝には空の鳥が巣を作る。」(ルカ13:18-19)

 主イエスは、長らく腰が曲がった婦人を安息日に癒やされました。会堂長は非難しましたが、婦人と人びとは、その御業を賛美し喜びました(11-17節)。

 この後、主イエスは「からし種とパン種のたとえ」を語られます。神の国の始まりは、小さなものですが、鳥が集まり巣を作るほどの大きさへと爆発的に成長します。ここで、このことが語られた18節の「そこで」に着目するなら、婦人が癒やされた小さな喜びは大きな喜びとなり、また彼女を受け入れる小さな群れは、これから爆発的に成長する大きな群れとなります。

 実に、主イエスは、十字架の死へと追いやられてまで、神の国の福音の種を蒔いてくださいました。人の目には愚かにしか見えなくても、これこそが、世を罪から解放し、安らぎと喜びを与えるという大きな実りを生み出すものです。

 福音の種を宿す私たちは、ちっぽけな存在ではありません。この世ではそのように見えても、神の国の広がりをもたらす者としてこの世に蒔かれています。

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