月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月22日(水)

サムエル下10章 異邦の民への忠実

我らの民のため、我らの神の町々のため、雄々しく戦おう。主が良いと思われることを行ってくださるように。(サムエル下10:12)

 ダビデは、ヨナタンとの約束ゆえに彼の不遇の子に忠実を尽くしました。この姿勢は異邦人に対しても貫かれています。アンモン人の前の王ナハシュはかつてサウルに敵対していましたが、サウルに迫害されていたダビデとは親しい交わりがありました。このナハシュが死んで、その子ハヌンが即位したとき、ダビデは弔意を表すべく使者を送りました。

 ところが、ハヌンの家来たちはこれをスパイ工作と見、使者を侮辱しました。当然、ダビデは怒り、アンモンはアラム諸国に応援を頼み、ダビデとの交戦となりました。その結果彼らは、ダビデの将軍ヨアブ、アビシャイ兄弟の前に完全に敗北し、イスラエルに隷属することになりました。神は、異邦人にも忠実を尽くしたダビデに、勝利の祝福を与えてくださいました。

 人は、神との契約のなかで神の忠実さを学びます。その体験は、相手が誰であれ、必ず人と向き合うなかで生かされます。人と戦って勝つのでなく、人に忠実を尽くして、神の祝福を受けましょう。

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