月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年9月27日(月)

サムエル下11章 王権を濫用したダビデ

ウリヤの妻は夫ウリヤが死んだと聞くと、夫のために嘆いた。喪が明けると、ダビデは人をやって彼女を王宮に引き取り、妻にした。彼女は男の子を生んだ。ダビデのしたことは主の御心に適わなかった。(サムエル下11:26-27)

 部下が戦場で戦っているとき、ダビデは、裏切りと姦淫の罪を犯しました。相手の妊娠を知ると、隠蔽工作に走ります。それが失敗すると、夫であるウリヤを戦死に見せかけて殺します。

 戦死の知らせが届くと、ダビデは彼の妻の前でウリヤのために嘆きます。なんという狡猾さでしょうか。その後、何もなかったかの如くに彼女を妻とし、ダビデにとっては、一件落着のはずでした。

 ダビデは、王の権威で女を招き、王の命令でウリヤを激戦地に送り、王の憐れみとして未亡人となったウリヤの妻を迎えます。神は、このようなことをするためにダビデに王権を付与したのでしょうか。

 王であるが故に、その罪は暴かれないはずでした。しかし、神が王にした王ゆえ、神がそのすべてを暴かれます。人には隠れていても、神には明らかです。周りの者が王権の濫用を止められなくても、神はそれを赦されません。神は、「主の御心に適わなかった」王には、厳しい裁きを備えておられます。この神を恐れましょう。

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