月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月14日(木)

ルカ21章 終末の慰めと希望

「人々は、この世界に何が起こるのかとおびえ、恐ろしさのあまり気を失うだろう。天体が揺り動かされるからである。そのとき、人の子が大いなる力と栄光を帯びて雲に乗って来るのを、人々は見る。このようなことが起こり始めたら、身を起こして頭を上げなさい。あなたがたの解放の時が近いからだ。」(ルカ21:26-28)

 この章には、終末についての予告が記されています。地震、戦争、疫病など、崩壊や滅びをイメージさせる出来事が予告されるので、ともすれば、私たちは、終末は怖い、来て欲しくない、と思いかねません。

 けれども実は、終末は私たちの解放のときです。この罪ある世界が神の御心に完全に適う世界となるには、少々の修繕ではすまず、根本から新しくされる必要があります。終末はそのための全面的な解体修理とも言えます。一旦取り壊されますが、再臨のキリストによって、全く罪から解放された新しい世界へと造り変えられます。

 キリストの救いにあずかる私たちも、一度は死を迎え、肉体は取り壊されます。しかし、そこでこそ、キリストが唯一の望みであることがはっきりします。なぜなら、この死において、私たちは罪の力から解放され、完全に救われるからです。生きるときも死ぬときも、キリストこそ唯一つの慰めであり希望です。ですから、身を起こして頭を上げましょう。

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