月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年10月23日(土)

ローマ2章 律法と福音

律法を聞く者が神の前で正しいのではなく、これを実行する者が、義とされるからです。(ローマ2:13)

 このパウロの言葉は、律法を誇るユダヤ人の誇りを打ち砕き、彼らを福音へと招くために語られました。

 自分の内側だけを見つめて生きるなら、良心の声、律法の声だけが耳に届いてくるでしょう。結局、それは「正しく生きよ」と求められて生きる生き方です。全てが順調なときなら、それでも何とかやっていけるのかもしれません。しかし、こういう生き方は、必ずいつかは破綻します。そして、そのときには、もう二度と立ち上がることができないほどに打ちのめされてしまうのです。

 嬉しいことに、私たちは、もうそういう生き方からは解放されています。なぜなら、私たちは、心に刻まれている律法の声に耳を傾けながらも、ただそれだけではなく、もっと大きな声、即ち、神の語りかけ、つまり、福音に耳を傾けることができるからです。それは、「大丈夫。あなたはキリストにあって赦されている。諦めずに、もう一度やり直してみなさい」という語りかけです。私たちは、この福音の語りかけに心傾けながら、失敗しても赦され、諦めずに生き続ける道を歩んでいきたいと思います。

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