月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年11月3日(水)

ヨブ11-14章 偽りの薬はいらない

人は死んでしまえば
もう生きなくてもよいのです。
苦役のようなわたしの人生ですから
交替の時が来るのをわたしは待ち望んでいます。(ヨブ14:14)

 「木は切られても、また新芽を吹」くので「木には希望がある」(14章7節)。それにひきかえ、わたしは最後の希望もなくした。わたしは言いたい。「あなたたちに何が分かる。空々しく『神さま、神さま』と言うのはやめてくれ」と。これが、ヨブの嘆きです。

 私たちも本当に苦しいとき、周囲のクリスチャンの助言が「偽りの薬を塗る」(13章4節)だけのように空々しく聞こえてしまうことはないでしょうか。場合によっては説教までが…。そんなとき、ヨブと同様「黙ってくれ」(同5節)と言いたくなります。出口の見えない孤独感と絶望の中で、教会にも行きたくないという思いが芽生えます。信仰から離れていく寂しさが、心を凍らせます。

 いいえ、それでも神はあなたを離れていません。御言葉がヨブを包囲したように、神はあなたを包囲しておられます。あなたの負けです。あなたが「終り」を待ち望んだとしても、神はあなたの予想とは180度違うところへあなたを連れていくでしょう。

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