月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月4日(土)

ローマ16章 励まし合う献身的な人びと

あなたがたのために非常に苦労したマリアによろしく。…主のために苦労して働いているトリファイナとトリフォサによろしく。主のために非常に苦労した愛するペルシスによろしく。…あなたがたも、聖なる口づけによって互いに挨拶を交わしなさい。キリストのすべての教会があなたがたによろしくと言っています。(ローマ16:6-16)

 パウロは、この別れの挨拶のなかで、親しく名前を挙げて「よろしく」という言葉を頻繁に使っています。それは単なる社交辞令としてではなく、おそらく彼らとの関係の深さと親しさから、また、キリストの同労者としての連帯感から出てきた言葉でしょう。

 また、パウロは、その彼らに「聖なる口づけによって互いに挨拶を交わしなさい」と勧めています。パウロが今名前を挙げて励ましの言葉を送っていることそれ自体が、彼らへの「聖なる口づけ」に匹敵します。奉仕する者たちのあいだでのキリストの愛による聖なる励まし合い。そのことの必要をパウロはここで勧めているのです。

 ここには、人びとのために、また福音のために喜んで労苦し、互いに励まし合う姿があります。この愛の奉仕と支援によって、教会は発展します。教会は神の家族の共同体です。他者のために働き、重荷を担い合うのが教会の姿です。こうした献身的な働き人たちが、いつの時代でも、キリストの教会には求められています。

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