月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月7日(火)

民数記13章 主にあって見よ

カレブは民を静め、モーセに向かって進言した。「断然上って行くべきです。そこを占領しましょう。必ず勝てます。」(民数記13:30)

 カナン偵察から戻って来た十二人、彼らは一致して報告しました。「かの地はまことに豊かな土地です。川が流れ、木々が茂り、ぶどうは実をつけ、渇ききったこの荒れ野とはまるで別世界でした」と。知らせを受ける民の表情は自然と歓喜に変わります。

 しかし、それは一瞬のことでした。十二人のうちの十人がこう続けたからです。「残念だが、かの地に攻め入ることはできない。なぜなら、先住の民は我々よりもはるかに強く大きい。もしも攻め入ったならば、我々は食い尽くされてしまうだろう。」

 けれども、残りの二人、カレブとヨシュアは真っ向から反対して告げます。「断然上って行こう。必ず勝てるから」と。同じ現実を見ながら、なぜこんなにも判断が分かれたのでしょうか。それは、十人が自分の目に映るところだけで判断したのに対して、二人は主の約束の言葉に堅く立っていたからでした。十人が反対しても、主を見つめ、御言葉に堅く立つところに正しい判断の拠り所があります。

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