月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月13日(月)

民数記16-17章 モーセとアロン、民を救う

モーセはアロンに言った。「香炉を取り、それに祭壇の火を入れ、香を載せ、急いで共同体のもとに行って、彼らのために罪を贖う儀式を行いなさい。」(民数記17:11)

 主の怒りの前に立ち、主の民のために執り成し祈ってきたことが、もう何度あったことでしょう。それでも、モーセは「あなたは自分の分を越えている」と訴えられたのです。さらに、ダタンとアビラムからは「あなたは我々を…この荒れ野で死なせるだけでは不足なのか。我々の上に君臨したいのか」(16章13節)と言われます。

 主が立てられた僕モーセへの反逆は、そのまま主への反逆です。ついに、大地が口を開き、主の怒りが臨みます。モーセにとっても、その避けられなかった裁きはどんなに辛かったことでしょう。しかし、悲しみに沈む間もありません。何と翌日、共同体全体がモーセとアロンに言うのです「あなたたちは主の民を殺した」と。

 一体なぜ、このような言われ方ばかりをされなくてはならないのでしょうか。それでも、モーセは民たちに主の怒りが臨むとすぐに立ち上がり、彼らのために罪の贖いを果たすのでした。モーセは、私たちの救い主イエス・キリストを予め指し示しています。

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