月刊誌リジョイス 聖書日課 2010年12月19日(日)

詩編83編 渦巻く謀略の中で

彼らが悟りますように
あなたの御名は主
ただひとり
全地を超えて、いと高き神であることを。(詩編83:19)

 イスラエルの民は多くの異国民に取り囲まれて暮らしていました。それぞれに異なる神を仰ぎ、時代に応じてパレスチナに神々の戦いが繰り広げられました。大抵は小さな国民の小競り合いでしたが、アッシリアのような大国が現れたとき、諸国民はその力に翻弄されて、少しでも周辺諸国から優位に立とうと謀略を巡らしました。

 諸国が同盟を結成してイスラエルに戦いを挑んで来たとき、政治的に孤立した状況の中で大国におもねるグループも現れ、国内でも分裂が起こりました。しかし、預言者たちが語ったように、いかなる状況にあっても忘れてはならないのは、真の神への信頼です。

 かつて神はイスラエルのために戦い、敵を敗走させ、ご自分の「秘蔵の民」(4節)を守られました。神は休んでおられるのかと思われる心配のなかで、激しく扉を叩くような祈りがささげられます。神が身を起して裁きを行われるとき、かつての救済が繰り返され、神はただお一人の神としてご自身の栄光を世に示されます。

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