月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年3月25日(金)

1コリント10章 神は真実な方です

あなたがたを襲った試練で、人間として耐えられないようなものはなかったはずです。神は真実な方です。あなたがたを耐えられないような試練に遭わせることはなさらず、試練と共に、それに耐えられるよう、逃れる道をも備えていてくださいます。(1コリント10:13)

 13節の御言葉は、どのような文脈の中で語られていたものなのでしょうか。直前の12節には、「だから、立っていると思う者は、倒れないように気をつけるがよい」と記されています。ここでの「立っている」とは偶像を礼拝しないこと、「倒れる」とは偶像を礼拝することを指しています。

 偶像礼拝には、見えない神の御臨在を確保したいという人間の願望が宿っています。イスラエルの民は、40日にも及ぶモーセ不在という不安の中で偶像礼拝という罪を犯しました。

 また、コリントの場合は、社会全体が偶像礼拝に染まっています。欲望の渦巻く社会は、自らを維持するために、偶像礼拝への参加をすべての人に強要します。社会的圧力に屈する偶像礼拝もあります。

 将来への不安や社会的圧力により、神から離れるとしたら、それこそが人生最大の危機です。試練の時にこそ、偶像礼拝を避け、主イエスを遣わしてくださった真実な神に依り頼みます。そこにのみ、逃れの道が備えられています。

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