月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月5日(火)

イザヤ18章 歴史を支配される万軍の主

そのとき、貢ぎ物が万軍の主にもたらされる。
背高く、肌の滑らかな民から
遠くの地でも恐れられている民から
強い力で踏みにじる国
幾筋もの川で区切られている国から
万軍の主の名が置かれた場所
シオンの山へもたらされる。(イザヤ18:7)

 多くの人は、強敵アッシリアの軍隊に立ち向かうために、クシュとの連合が必要であると思いました。クシュとは、現在のエチオピアのことです。当時、幾筋もの川で区切られている宏大な国土を持ち、クシュの民は、その勇猛さで遠くの諸国にまでその名をとどろかせ、権力をほしいままにして周囲の国々から恐れられていました。

 しかし、クシュでさえ、万軍の主の前には、風に舞う塵のように吹き飛ばされてしまいます。さらに、預言者は、クシュが万軍の主に立ち帰る遠い未来を見通しています。さばきを通して自分たちの愚かさを悟ったクシュは、シオンの山におられるお方こそ、歴史を支配される万軍の主であることを認めるようになるのです。ですから、神は、まず神に聞き従うことを、イスラエルに求められました。

 混乱した時代を生きている私たちは、目に見える力に頼っていないでしょうか。このような時代にこそ、教会を通して神の計画は成就するということをしっかり心にとめたいものです。

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