月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月9日(土)

マタイ13章 天の国はからし種に似ている

イエスは、別のたとえを持ち出して、彼らに言われた。「天の国はからし種に似ている。人がこれを取って畑に蒔けば、どんな種よりも小さいのに、成長するとどの野菜よりも大きくなり、空の鳥が来て枝に巣を作るほどの木になる。」(マタイ13:31-32)

 「からし種」はとても小さいものです。それが大きく成長した木というのは、やがて来るべき天の国(神の国)のイメージです。そして、「空の鳥が来て枝に巣を作る」というのは、その天の国に世界中の人びとが、居場所を求めて集まって来るということを意味しています。

 主イエスによって、一粒のからし種のように目立たない姿で始まった天の国は、初めはごく少数の人びとに知られただけでした。しかし、その完成の時には、天の国は最初の姿からは全く想像もつかないほど大きな国になります。

 私たちはその途上に生きているので、からし種にたとえられた天の国は、今どの程度にまで成長したのか気になるのですが、主イエスは途中経過について全くお語りになっていません。私たちが本当に関心を払うべきことは、今の状況ではなく、やがて完成することになる、その時の天の国の大きさです。今の自分たちの大きさにばかり心奪われることなく、御言葉を信じて望みを抱きましょう。

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