月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月10日(日)

詩編92編 主の御業はいかに大きいことか

主よ、御業はいかに大きく
御計らいはいかに深いことでしょう。
愚かな者はそれを知ることなく
無知な者はそれを悟ろうとしません。(詩編92:6-7)

 詩人は、神に感謝と賛美をささげ、神の慈しみとまことを伝えることの幸いを歌いました(2、3節)。神の大いなる御業(5、6節)を知ろうとしないのは、神に似せて造られた人間として、真に残念なことです。それは、愚かな者、無知な者のすることです。

 これらの言葉は、詩人の人生体験に根付いています。彼は、「悪を行う者が皆、花を咲かせる」姿を見てきました。例外なく彼らが皆、花を咲かせたとしても、そのように見えるだけに過ぎないことを、彼は神から示されました。神は、必ず、永遠の滅びを彼らに用意しておられると(8節)。そして、これとは対照的に、神に従う人は「なつめやし」や「レバノンの杉」のような大木となって、末長く栄える(13節)と確信するのです。

 罪と悲惨の中にいた私たちが、主イエス・キリストを信じる信仰によって救われたことは、奇跡です。主の大いなる御業です。この世で悪人が栄えるのを見ることがあっても、神をほめたたえ、大いなる御業を喜び歌いましょう。

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