月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年4月16日(土)

マタイ16章 主をいさめる人の過ち

すると、ペトロはイエスをわきへお連れして、いさめ始めた。「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません。」(マタイ16:22)

 ここで主イエスは、苦しみを受けて殺されるという受難の予告をはじめて弟子たちになさいます。それを聞いたペトロは、「主よ、とんでもないことです。そんなことがあってはなりません」と言い始めました。すると主は、そのペトロに「サタン、引き下がれ」と厳しく叱責されます。けれども、なぜ主はここまで厳しく言われたのでしょうか。

 それは、ペトロがただ分を超えてというようなことではありません。ペトロは、主が進まれる受難の道、十字架の道に立ち塞がったのです。ペトロのしたことは、主の道を妨げるサタンの業ですらありました。

 主の十字架を受け入れようとしない、人の罪深さを思います。自分の願い、自分の思いにしがみついて離そうとはしません。神を神として真実に重んじることをせず、サタンにすらなるのです。しかし、主はそのような私たちになお呼びかけられます。「自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。」

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