月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年5月1日(日)

詩編93編 荒波より力強い王なる主

主よ、潮はあげる、潮は声をあげる。
潮は打ち寄せる響きをあげる。
大水のとどろく声よりも力強く
海に砕け散る波。
さらに力強く、高くいます主。(詩編93:3-4)

 「主こそ王」で始まるこの詩編は、主なる神の気高さ、力強さを謳っています。古代の周辺諸国では、王が自らを神と名乗りましたが、イスラエルにおいては、主(ヤハウェ)なる神のみが真の王であり、威厳と力を身に帯びておられ、その御座はいにしえから固く据えられているのです(1、2節)。

 イスラエル人は海とそこに棲む怪獣を恐れました。それゆえ、海を支配し、海の怪獣をも支配する、力強い主なる神を頼りとしたのです(詩74編13、14節)。

 海の荒波が打ち寄せ、大水の轟くなかに身を置いているならば、死ぬかもしれない、という恐怖を覚えるはずです。主イエスの弟子たちは、実際、嵐の中で恐れました(ルカ8章22〜25節など)。

 しかし、主イエスは、風と荒波とを叱って、嵐をしずめられました。「大水のとどろく声よりも…さらに力強く、高くいます主」がおられることは、私たちの頼みであり誇りです。私たちの贖い主であり、力強い王である主イエスをほめたたえましょう。

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