月刊誌リジョイス 聖書日課 2011年5月17日(火)

イザヤ30章 安らかに信頼する

まことに、イスラエルの聖なる方
わが主なる神は、こう言われた。
「お前たちは、立ち帰って
静かにしているならば救われる。
安らかに信頼していることにこそ力がある」と。(イザヤ30:15)

 信仰とは、見えない神に信頼を置くことです。ですから逆に、目に見えることが信仰の妨げになることがしばしば起こります。

 小さな生活上の事ならいざしらず、民族や国家の運命を左右する危機に直面したときに、何に信頼を置くかは決して容易な決断ではないでしょう。しかし、そのように判断が難しいときにこそ、日頃から何に信頼を置いて生きているかが問われるのかもしれません。

 目の前の状況が刻々と変わって行く中で「静かにしている」ことが求められます。あせるばかりで気持ちが動転している中で「安らかに信頼している」ことが求められるのです。このようなことは、弱い私たちにはほとんど不可能だと思われるでしょう。

 しかし、神は、神へと「立ち帰って、静かにしている」ように、私たちに語りかけてくださいます。この御声を聞いて、ほんの一瞬でも目を天に上げて、この方に信頼することができるなら、何と幸いなことでしょう。私たちには、立ち帰るべき神がおられます。

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